エニアグラムは、ギリシャ語の「エネア」、つまり数字の「9」を語源としています。人間の性格は9つのタイプのいずれかに属するというのがエニアグラムの基本的な考えです。
エニアグラムの起源については紀元前2500年頃のバビロンを起源とするともいわれていますが、性格類型学としては、1970年代初頭にボリビア出身のオスカー・イチャーソが伝統的な人間理解と教育の秘伝を研究してエニアゴン性格学として発表したのが始まりと言われています。
この性格類型論が、米国スタンフォード大学の医学者や心理学者によって研究、整理され、体系化されたものがこのエニアグラムのベースになっています。
現在、日本ではソニー、東芝などの企業や、経済産業省などでリーダーシップ研修などに応用されています。
<エニアグラムのメリット>
- 自分や他者が何を求め、欲し、恐れ、どのように自分を表現しているのかが理解できる。
- 人間性の中に隠されている9つのパターンを知ることにより、人間一人ひとりの存在の価値を高めることができる。
- 自己変革と自己成長のための筋道がわかる。
- 自分を行動に駆り立て、固有の行動をとらせる、自分を突き動かしている動機を知ることができる。
- 対人関係をスムーズにし、組織内、家族間などの人間関係の問題を改善するための効果的な助言が得られる。